第4学年 算数科「小数」評価規準

単元の評価規準

算数への関心・意欲・態度

数学的な考え方

数量や図形についての技能

数量や図形についての知識・理解

小数の構成や表し方に関心をもち,進んでそのしくみや数の構成をとらえようとする。

小数を整数と同様に相対的な見方をもとに十進位取り記数法の原理に基づいて考える。

小数を10倍あるいは1/10にした数を求めたり,数直線上に表したりできる。

小数を単位の幾つ分とみたり十進位取り記数法のしくみを理解したりと,小数の大きさや構成について豊かな感覚をもっている。

 

時間

ねらい・学習活動

観点

学習活動における具体の評価規準例

0.1に満たない端数部分の表し方から,小数の学習に関心をもつ。

○ 1/10の位では表しきれない端数部分の表し方について考え,0.1を10等分してした新しい単位を用いて表す仕方を考える。

B:1/10の位では表しきれない端数を表す方法について考え,かさの量を1/100の位を使って表すことができる。

A:上記のことについて,身のまわりの事象に対する経験や既習からの類推など,根拠や他の事例についてもノートにかいたり発表したりできる。

長さや重さなどの量を,1/1000の位の小数を使って表すことができる。

○ 量を1/1000の位を使って表す仕方を考えることができる。
B:かさ,重さ,長さなどの量を小数を使って単位を変えて表すことができる。
A:上記のことに加え,身の回りの長さや重さなどの量を小数を使って単位を変えて表すことができる。

数直線に表したり図に整理したりすることを通して,単位小数(0.10.010.001)とその間の関係を理解する。

○ 単位小数とその間の10倍,1/10の関係が分かる。

B:10,1,01,0.01,0.001の間の10倍,1/10の関係が分かる。

A:上記に加え,さらに相互の間の関係をかいたり,小数のしくみについてことばにまとめたり発表したりできる。

小数が単位小数の幾つ分かを調べることを通して,小数の構成がわかり相対的な見方ができる。

○ 小数の十進構造が分かり,相対的な見方ができる。

B:整数や小数について,単位小数を何個集めた数か説明できる。

A:整数や小数について,0.1を何個集めた数あるいは0.01を何個集めた数などと単位小数をかえて幾通りかの表し方をすることができる。

小数の相対的な大きさに着目することで,10倍,100倍した数の求め方を理解する。

  知

○ 小数を10倍したり10でわったりしたときの位の変わり方が分かる。                    B:小数も整数と同じように,10倍すると,各位の数字は位が1つ上がり,小数点の位置は右に1つ移ることが分かり,10倍あるいは10でわったときに小数点がどこに移るか示すことができる。
A:小数を10倍すると各位が1つずつ上がることから,小数も整数と同じように,10倍すると,各位の数字は位が1つ上がり,小数点の位置は右に1つ移ることが説明できる。

小数が整数と同じしくみで表されていることを用いて,小数の加法の計算の仕方を考えることができるとともに,その筆算ができる。

○ 小数のしくみを考えて,小数のたし算の筆算ができる。
B:小数点に注意しながら位をそろえ整数の時と同じように計算すればよいことに気付き,ノートにかいたり発表したりすることができる。
A:上記のことに加え,計算の仕方を考え,小数の仕組みを使って説明することができる。

小数が整数と同じしくみで表されていることを用いて,小数の減法の計算の仕方を考えることができるとともに,その筆算ができる。

○ 小数のしくみを考えて,小数のひき算の筆算ができる。
B:小数点に注意しながら位をそろえ整数の時と同じように計算すればよいことに気付き,ノートにかいたり発表したりすることができる。
A:上記のことに加え,計算の仕方を考え,小数の仕組みを使って説明することができる。

練習をすることを通して,小数のしくみについての理解を深め,これまでの学習内容ついての習熟を図る。

 

 

   
WORDファイル形式でダウンロード


もどる