第4学年 算数科「分数」評価規準

単元の評価規準

算数への関心・意欲・態度

数学的な考え方

数量や図形についての技能

数量や図形についての知識・理解

1より大きい分数に関心を持ち、その表し方や仕組みを進んで調べようとする。

分数を整数や小数と同様に数としてとらえ、大小比較や加減計算ができることを理解できる。

1より大きい分数を仮分数や帯分数で表したり、同分母分数の加減計算ができる。

1より大きい分数の表し方、同分母分数の加減計算の仕方を理解している。

 

時間

ねらい・学習活動

観点

学習活動における具体の評価規準例

両手を広げた長さを表すことにより、1mをこえる大きさの分数を,単位分数のいくつ分という見方で,分数に表す方法を考える。

  両手を広げた長さがいろいろな単位分数のいくつ分になるか考え、1より大きい分数を表そうとする。

B:全体の長さが単位分数のいくつ分かを考えて,長さを分数で表そうとする。
A:1mをこえる部分が,単位分数のいくつ分にあたるか考え求めることができる。

分数を1より小さい分数,1に等しい分数,1より大きい分数の3つに仲間分けすることを通して,「真分数」「仮分数」の用語と意味を理解する。

○ 真分数と仮分数の用語と意味を知る。
B:数直線の1の部分を基準に分数を分けて,真分数と仮分数の用語と意味を理解できる。
A:分母と分子の大小関係から,真分数と仮分数の用語と意味を理解できる。

仮分数を整数と分数の2数の和で表記する活動を通して,「帯分数」の用語と意味を理解する。

○ 仮分数を整数か帯分数に直したり,帯分数を仮分数に直したりできる。
B:仮分数を整数か帯分数に直したり,帯分数を仮分数に直したりすることができる。
A:仮分数を整数か帯分数に直すときは,(分子)÷(分母)の商が整数部分,余りが真分数の分子になり,帯分数を仮分数に直すときは,(帯分数の整数部分)×(分母)+(分子)=(仮分数の分子)になることに気づくことができる。

分数の加減の方法を考えていくという課題を明らかにするとともに,同分母分数の加法減法の仕方を考える。

○ 同分母分数のたし算・引き算の仕方を考える。
B:図や数直線を活用して,単位分数の何個分という見方で計算すればよいことを見つけることができる。
A:上記のことに自ら気付き,その考え方を説明できる。既習の小数のたし算と考え方が同じであり,整数の計算と同じようにできることに気付くことができる。

帯分数を含んだ分数の加減計算の仕方を考えることができる。

○ 帯分数の入った同分母分数のたし算・ひき算の仕方を考える。
B:帯分数を仮分数になおして計算したり、帯分数を整数と真分数に分けて考え計算したりすることができる。
A:上記に加え、2つの考え方を筋道立てて説明することができる。

分数には,分母,分子がちがう,大きさの等しい分数があることを理解する。

 

○ 数直線をもとに大きさの等しい分数を見つける。
B:数直線をもとにして等しい分数を見つけることができる。
A:上記に加え,まとめの段階で,1つの大きさをいろいろに表現できるのは,小数や整数にはない特徴であることをノートに書いたり発表したりできる。
 

練習問題を解き,同分母分数の加減計算と,分数の意味についての理解を深め,習熟を図る。

 

 

 

   
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