第4学年 算数科「垂直・平行と四角形」評価規準

単元の評価規準

算数への関心・意欲・態度

数学的な考え方

数量や図形についての技能

数量や図形についての知識・理解

直線の交わり方に関心をもち,進んで垂直や平行の関係を調べようとするとともに,身のまわりから垂直や平行の関係にある直線を見つけようとする。
四角形に関心をもち,身の回りから台形,平行四辺形,ひし形などの形をみつけようとする。

直線の交わり方に着目して,垂直や平行になっている理由を説明できる。

向かい合った辺の関係や対角線の交わり方に着目して,根拠をもって四角形を弁別することができる。

垂直や平行な直線をかくことができる。
四角形を弁別して,平行四辺形を作図することができる。

直線の交わり方について,垂直や平行の関係にあることの意味を理解する。
台形,平行四辺形,ひし形のかき方や性質,四角形によって平面が敷き詰められることを理解する。

 

時間

ねらい・学習活動

観点

学習活動における具体の評価規準例

地図の道路を直線とみてその交わり方について調べる活動を通して,2つの直線の交わり方に関心をもつとともに垂直の意味を理解する。

○垂直の意味を理解する。
B:2つの直線が交わってできる角が直角のとき,この2つの直線は垂直であるなど,垂直の意味を説明することができる。
A:垂直の意味をもとにして,紙を折って垂直な直線をつくることができる。

平行な2直線間の距離を調べるなどして,平行の意味や平行線の性質を理解する

○平行の意味を理解する。
B:1つの直線に垂直な2つの直線は平行であるなど,平行の意味を説明することができる。
A:平行の意味を説明することができるとともに,身の回りから,垂直や平行な直線を見つけることができる。

垂直や平行な直線の関係を確かめ,長方形での垂直や平行になっている辺を見つける。

○垂直や平行な直線の性質を理解し,それらの関係を見つけることができる。

B:平行な直線に交わっている垂直な直線の長さが等しいことが分かり,長方形の辺でその関係を見つけることができる。
A:垂直や平行な直線の性質が分かり,紙を折って平行な直線をつくることができる。

1組の三角定規を使って,垂直な直線や平行な直線をかき,それを使って長方形をかくことができる。

○1組の三角定規を使って,垂直や平行な直線をかき,それを使って長方形をかくことができる。
B:ある直線に垂直な直線や平行な直線をかくことができ,それを使って長方形をかくことができる。
A:ある点を通ってある直線に垂直な直線や平行な直線を確実にかき,垂直や平行な直線のかき方を使って正確に長方形をかくことができる。

方眼紙上で,2つの直線の垂直や平行な関係を見つけ出したり,かいたりすることができる。

○方眼紙上で,垂直や平行な直線を見つけ出したり,かいたりすることができる。
B:方眼紙上の直線をみて垂直や平行な関係の直線を見つけ出したり,方眼紙上のある直線に垂直や平行な直線をかいたりすることができる。
A:方眼のマス目に対して45度以外の傾きの直線に対しても,垂直や平行な関係の直線を見つけ出したり,垂直や平行な直線をかいたりすることができる。

幅の違う2種類の長方形を重ねてできるいろいろな四角形を,辺の平行関係に着目して分類するとともに,その活動から台形と平行四辺形の概念を理解する。

○辺の平行関係に着目して,いろいろな四角形を分類し,台形・平行四辺形の概念を理解する。
B:辺の平行に着目し,1組の辺が平行な四角形と,2組の辺が平行な四角形と,平行な辺の組がない四角形に分けることができ,台形・平行四辺形の概念を言葉で説明できる。
A:台形と平行四辺形の概念が言葉で説明でき,台形や平行四辺形の形をしたものを身の回りから見つけることができる。

平行四辺形の辺と角についての性質を理解し,その性質から作図の仕方を考える。

○平行四辺形の辺や角の性質を理解し,角度や辺の長さを求める。
B:平行四辺形の辺や角についてコンパスや分度器を使って,向かい合った辺の長さは等しいことや,向かい合った角の大きさは等しいことを調べることができ,平行四辺形の角度や辺の長さを求めることができる。
A:平行四辺形の辺と角についての性質が分かり説明することができ,その性質を使って,平行四辺形の角度や辺の長さを求めることができる。

平行四辺形の辺と角についての性質から作図の仕方を考え,作図する。

○平行四辺形の性質を利用して平行四辺形のかき方を考え,作図することができる

B:向かい合った辺が平行になっていることや,向かい合った辺の長さが等しいことを利用して,三角定規やコンパスを使って作図することができる。

A:平行四辺形の作図の仕方を,平行四辺形の性質を使って説明することができる。

同形同大の長方形の紙を2枚重ねてひし形をつくりその特徴を調べる活動を通して,ひし形の概念や性質を理解し,作図する。

○ひし形の概念や性質について理解し,作図することができる
B:同形同大の長方形の紙を2枚重ねてひし形をつくり,ひし形は辺の長さがみんな等しい四角形であることが分かり,コンパスを使って作図できる。
A:ひし形の辺と角についての性質が分かり,半径が等しい2つの円からかく作図の方法を説明することができる。

10

対角線の意味を理解するとともに,対角線の長さを測ったり対角線の交わり方を調べたりすることを通して,四角形の性質を理解する。

○いろいろな四角形の対角線の性質を理解する。
B:平行四辺形,ひし形,長方形,正方形の2つの対角線は,それぞれのまん中の点で交わること,さらにひし形,正方形は垂直に交わることが分かる。
A:平行四辺形,ひし形の2つの対角線の交わり方をもとに,長方形や正方形の対角線の交わり方を調べることができ,四つの四角形の対角線の交わり方について説明できる。

11

合同な三角形や対角線で分割した三角形を組み合わせる活動などを通して,四角形や図形の見方の理解を深める。

○合同な三角形を組み合わせて平行四辺形やひし形をつくり,そのわけを説明することができる

B:合同な2枚の三角形を組み合わせると,平行四辺形やひし形がつくることができることが分かる。

A:合同な2枚の三角形を組み合わせて平行四辺形やひし形をつくり,平行四辺形とひし形の違いが説明できる。

12

同形同大の平行四辺形,ひし形,台形などを並べて隙間なく敷き詰める活動を通して,図形への関心を深め,敷き詰め可能なことを理解する。

○図形のもつ美しさ,不思議さを感得しながら合同な平行四辺形,ひし形,台形などを平面に敷き詰め,敷き詰められる理由を考えようとする。

B:合同な台形,平行四辺形,ひし形を進んで平面に敷き詰めることができる。
A:合同な四角形を進んで平面に敷き詰めることを通して,1点に集まる角が360°になるように敷き詰めていけば,合同な四角形は敷き詰められることを説明することができる。

13

練習問題を解き,垂直,平行,平行四辺形やひし形などの四角形についての理解を深める。

 

 

   
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