第5学年 算数科「合同な図形」評価規準

単元の評価規準

算数への関心・意欲・態度

数学的な考え方

数量や図形についての技能

数量や図形についての知識・理解

合同な図形について,その性質を調べようとする。

三角形や四角形の内角の和について調べようとする。

頂点,辺,角に着目して,合同である理由を考えることができる。

多角形の内角の和は三角形に分割すれば求められることに気づくことができる。

合同な図形の性質を理解し,合同な図形の作図ができる。

多角形の内角の和を求めることができる。

合同な図形の性質や対応する頂点,辺,角について理解することができる。

三角形,四角形の内角の和について理解することができる。

 

時間

ねらい・学習活動

観点

学習活動における具体の評価規準例

船の帆の形を比べることを通して,合同な図形の学習への関心・意欲を高める。

また,合同の意味を理解する。

 

 

 

○船の帆の形を比べることを通して,合同な図形の学習に関心をもつことができる。

B:船の帆の形調べに自分なりの方法で工夫して取り組むことができる。

A:船の帆の形調べに自分なりの方法を工夫して取り組み,その方法と結果を説明することができる。

○合同の意味を理解することができる。

B:2つの図形がぴったり重なるとき,2つの図形は合同ということを理解することができる。

A:合同について,2つの図形がぴったり重なること以外の特徴にも理解を広げることができる。

 

合同な図形の性質を調べる活動を通して,対応する頂点,辺,角について理解する。

方眼を使って合同な図形の作図を行う。

 

 

 

 

○対応する頂点,辺,角について知り,合同な図形の性質を調べ,作図することができる。

B:合同な2つの図形について,対応する頂点や辺,角を正しく答えることができる。方眼紙を用いて,合同な図形を作図することができる。

A:教科書の例以外の合同な2つの図形について関心を持ち,方眼紙を用いて,合同な図形を作図することができる。

○合同な図形の対応する頂点,辺,角について知り,合同な図形の性質について理解することができる。

B:2つの合同な図形で,重なり合う頂点,辺,角を,それぞれ,対応する頂点,対応する辺,対応する角について知り,その長さや大きさが等しくなっていることを理解することができる。

A:ひし形やその他の多角形など,教科書の例以外の合同な2つの図形について関心を持ち,その性質や,対応する頂点,辺,角について理解することができる。

基本的な四角形を対角線で分けたときの形を合同の観点で考察する。

○長方形,平行四辺形,台形を対角線で切ったときにできる形を合同になるかどうかを考えることができる。

B:長方形や平行四辺形,台形を対角線で切ったときにできる形を合同になるかどうか確かめる方法を考えることができる。

A:合同かどうか調べる方法を考え,なぜ合同になるのかの理由を友だちに分かりやすく図を描いたり操作したりして説明することができる。

教科書の例と合同な三角形のかき方を考えることを通して,三角形を決定する要素を考察する。

 

 

○合同な三角形のかき方を考えることを通して,三角形を決定する要素について考えることができる。

B:教科書の例と合同な三角形を作図するためには,辺の長さや間の角の大きさをはかって,3つの頂点をきめることに気付くことができる。

A:教科書の例と合同な三角形を作図するためには,頂点の位置や辺の長さ,間の角の大きさなど,三角形を決定する構成要素に着目することの必要性に気付き,そのことを自分の言葉で説明することができる。

3通りの方法による三角形の作図をする。

 

○3つの方法で三角形を作図することができる。

B:教科書の3つのかき方の例を参考に,3つの方法で例と合同な三角形を作図することができる。

A:教科書の3つのかき方の例を参考に,いろいろな形や大きさの三角形について,合同な三角形を作図することができる。

三角形の作図法を使った四角形の作図をする。

 

 

 

 

 

 

○三角形の作図の考えを使って,四角形の作図の方法を考えることができる。

B:三角形の作図の方法を想起し,辺の長さや角の大きさをはかって四角形の4つの頂点の決め方を考えることができる。

A:三角形の作図の方法をもとに,自分なりに四角形の4つの頂点の決め方を考え,その方法を筋道立てて友だちに説明することができる。

○2つの方法で四角形を作図することができる。

B:教科書の2つのかき方の例を参考に,例と合同な四角形を作図することができる。

A:教科書の2つのかき方の例を参考に,いろいろな形や大きさの四角形について,合同な三角形を作図することができる。

練習

 

 

 

三角形の内角の和について調べる。

 

 

○三角形の内角の和が180°になることに気づき,確かめることができる。

B:合同な図形の敷き詰めや,角の大きさの測定を通して,三角形の角の大きさの和は180°になることを理解することができる。

A:三角形の角の大きさの和は180°になる理由が分かり,友だちに図や操作を交えて分かりやすく説明することができる。

三角形の内角の和を使って角度を求める。

 

○三角形の内角の和が180°であることを使って,いろいろな三角形の角度を求めることができる。

B:三角形の内角の和が180°であることを使い,いろいろな形の三角形の角の大きさを求めることができる。

A:三角形の内角の和が180°であることを使い,複数の三角形の組み合わせから角の大きさを求めることができる。

10

四角形,五角形の内角の和を調べる。

 

 

 

 

○四角形や五角形の内角の和をいくつかの三角形に分割して,考えることができる。

B:四角形や五角形を三角形に分割して考え,内角の和を求めることができる。

A:あらゆる四角形や五角形を複数の三角形に分けて内角の和を求める方法を考え,説明することができる。

○三角形の内角の和が180°であることを使い,四角形や五角形の内角の和を求めることができる。

B:三角形の内角の和が180°であることを使って考え,四角形や五角形の内角の和を求めることができる。

A:六角形やその他の多角形など,教科書の例以外の図形についても,三角形の内角の和が180°であることを使って,内角の和を求めることができる。

11

4観点に基づく評価とふりかえりを行う。

 

 

   
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