第5学年 算数科「小数×小数」評価規準

単元の評価規準

算数への関心・意欲・態度

数学的な考え方

数量や図形についての技能

数量や図形についての知識・理解

小数のしくみや計算のきまりを用いて,小数の乗法の計算の仕方を進んで考えるとともに,小数の乗法のよさに気付き様々な場面で活用しようとする。

小数の乗法の意味やその仕方について,既習をもとにしたり,小数のしくみや計算のきまりなどをもとにしたりして問題場面に応じて考えることができる。

1/10の位までの小数)×(同小数)の計算・筆算ができる。

(小数)×(小数)の計算の意味やその仕方を理解する。

 

時間

ねらい・学習活動

観点

学習活動における具体の評価規準例

いくつ分が小数で表されている場面について考えることで,小数をかけることの意味を理解するとともに(何十)×(1/10の位までの1桁の小数)の計算の仕方を考える。

 

 

 

 

 

○小数をかける場合の場面を見つけ、小数のかけ算を適用しようとする。

B180円のリボン2.3mの値段を求める場面で,(整数)×(小数)という式が成り立つことをノートにかいたり発表したりできる。

A180円のリボン2.3mの値段を求める場面で,乗数が整数とは限らず,小数や分数になることもあり,それにともなって小数や分数をかけるかけ算の式も存在することをノートにかいたり発表したりできる。

80×2.3などの計算の仕方を考える。

B:80×2.3の計算の仕方について,2.3mを2mと0.3mに分けることや,2.3mが23mの10分の1であることから考えて,ノートにかいたり発表したりできる。

A:上記のことに自ら気付きその考え方を筋道立てて数値が変わってもその考え方を用いて積を求めたり,80×2.3の答えは,80×2より大きく,80×3より小さいと見通しをもったりすることができる。

前時の場合から類推して,(1/10の位までの小数)×(同小数)などの立式や,その計算の仕方を考える。

1mの重さが□sの鉄のぼう□mの重さを求める問題で,□の中に入る数がともに小数になる場合,小数×小数の立式を考えることができる。

B:前時の長さの場面から類推して,小数×小数の立式や計算の仕方を考えることができる。

A:小数×小数の立式や計算の仕方を,線分図や計算のきまりを用いて説明することができる。

 

小数のかけ算の筆算を,整数のかけ算の筆算をもとにして考える。

 

 

 

 

○小数のかけ算の積の小数点の位置について,まとめることができる。

B:小数のかけ算の積の小数点の位置を,かけられる数とかける数の小数点の位置から確定する方法を見つけることができる。

A:整数×小数,小数×整数,整数×整数に拡張しても,その法則が成り立つことを考えることができる。

○小数のかけ算の筆算ができる。

B:小数のかけ算の筆算がおおむねできる。

A:上記のことに加え,筆算の仕方を説明しながら計算することができる。

小数をかけたときの積がもとの数と比べて大きいか小さいかについて考え,その仕組みを理解することができる。

○かける数に着目し,かけられる数と積の大小関係のきまりを考えることができる。

B:かけられる数と積の大小関係を理解し,大小を見分けることができる。

A:上記のことに加え,1が境界になっていることを整理して発表したりノートにかいたりすることができる。

辺の長さが小数の場合の長方形や正方形の面積を,公式を使って求める。

 

 

○面積の求積公式を小数まで拡張して考えることができる。

B:辺の長さが整数の場合と同様に公式を使って求められると考えることができる。

A:上記の考えを1辺が1mmの方眼紙を用いて説明することができる。

○辺の長さが小数の場合の長方形や正方形の面積を,公式を使って求めることができる。

B:辺の長さが小数の場合の長方形や正方形の面積を求めることができる。

A:上記の問題の解き方を,方眼紙などを用いて説明することができる。

辺の長さが小数の場合の直方体や立方体の体積を,公式を使って求める。

 

 

○体積の求積公式を小数まで拡張して考えることができる。

B:辺の長さが整数の場合と同様に公式を使って求められると考えることができる。

A:上記の考えを,mをcmの単位に変換する考えを用いて説明することができる。

○辺の長さが小数の場合の直方体や立方体の体積を,公式を使って求めることができる。

B:辺の長さが小数の場合の直方体や立方体の体積を求めることができる。

A:上記の問題の解き方をmをcmの単位に変換する考えを用いて説明することができる。

「○の□倍が◆」というときに,□に小数があてはまる場合があることを理解し,かけ算を使って小数倍した大きさを求める。

 

 

○小数倍の存在について考えることができる。

B:テープ図などから,1倍と2倍の間に1.6倍といった割合が存在することを考えることができる。

A:自分でテープ図を使って,例をあげながら,小数倍の存在を説明できる。

○かけ算を使って,小数倍した大きさを求めることができる。

B:小数倍した大きさを求めることができる。

A:上記の問題の解き方をテープ図を用いて説明することができる。

10

「練習問題」をすることを通して,(整数または小数)×(小数)の意味や計算の仕方についての理解を深める。

 

 

   
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