第5学年 算数科「割合」評価規準

単元の評価規準

算数への関心・意欲・態度

数学的な考え方

数量や図形についての技能

数量や図形についての知識・理解

2つの量の大きさの関係を進んで調べ,割合で考えることのよさに気付くとともに,これを日常の様々な場面に活用しようとする。

線分図などを活用して「もとにする量」「くらべる量」「割合」の関係やそのうちの2量を用いて残りの1量を求める方法を考える。

「もとにする量」「くらべる量」「割合」のうち2量を用いて残りの1量を求めたり割合を百分率で表したりすることができる。また,円グラフや帯グラフをよんだりかいたりすることができる。

「もとにする量」「くらべる量」「割合」の意味とその関係や,百分率の意味とその求め方を理解する。また,円グラフや帯グラフの意味とよみ方,かき方を理解する。

 

時間

ねらい・学習活動

観点

学習活動における具体の評価規準例

希望調査をもとに,2つの量の大きさの比べ方を考え,単元の学習課題をとらえるとともに,割合の意味とその求め方について理解する。

 

 

 

○2つの量の大きさを比べる方法を見つけようとする。

B:定員と希望者の場面設定に対して,自分なりの比べ方を考えノートにかいたり発表したりできる。

A:上記の場面に対して,2つの量の大きさの差で比べる方法と倍で比べる方法に気付き,その違いやよさを説明することができる。

○割合の意味とその求め方が分かる。

B:「割合」=「くらべる量」÷「もとにする量」であることを理解し,定員を1とするときの希望者の割合が分かる。

A:上記のことに加え,定員と希望者の量をみて,定員を1とすると希望者の割合は,希望者を1とすると定員の割合はというふうに割合を双方向に説明しあうことができる。

関係図や線分図などを使って,全体と部分,部分と部分の割合を求め,割合の求め方について理解する。

 

 

 

○「もとにする量」「くらべる量」「割合」の関係を考える。

B:問題の数量関係を考え,関係図や線分図にかくことができる。

A:上記のことに加え,2つの線分図を比較し「もとにする量」「くらべる量」が変わったことなどを説明することができる。

○もとにする量とくらべる量を使って割合を求めることができる。

B:割合を求める問題ができる。

A:上記のことに加え,3つの量の関係を線分図や関係図に正確に表すことができる。

もとにする量と割合を知って,比べる量を求めることができる。

 

 

○もとにする量と割合から比べる量を求められることが分かる。

B:線分図のあいている所に,必要な情報を記入することができる。

A:比べる量は,もとにする量に割合をかけると求められることが分かる。

○もとにする量と割合を使ってくらべる量を求めることができる。

B:くらべる量を求める問題ができる。

A:上記のことに加え,3つの量の関係を線分図や関係図に正確に表すことができる

比べる量と割合を知って,もとにする量を求めることができる。

 

 

○くらべる量と割合からもとにする量を求められることが分かる。

B:線分図のあいている所に,必要な情報を記入することができる。

A:もとにする量はくらべる量を割合で割ると求めることができると分かる。

○くらべる量と割合を使ってもとにする量を求める。

B:もとにする量を求める問題ができる。

A:上記のことに加え,3つの量の関係を線分図や関係図に正確に表すことができる。

百分率の意味,百分率と小数倍との関係について理解するとともに,生活から,百分率が使われているものを見つけることができる。

○百分率の意味,百分率と小数倍との関係が分かる。

B:0.01倍が1%であることを理解し,小数の百分率での表し方やその逆が分かる。

A:上記のことに加え,小数倍は「1」を百分率は「0.01」を基準の単位にしていることが説明できたり,身のまわりで百分率で表されている割合を見つけたりすることができる。

百分率の求め方を理解し,百分率を使った問題で割合や比べる量を求めることができる。

○百分率を使った問題で割合やくらべる量を求める。

B:百分率を使った問題で割合やくらべる量を求める方法を考える。

A:上記のことに加え,既習の問題との異同を考え,小数倍に置き換えれば同じであることが説明できる。

割合に関する作問を通して,百分率,比べる量,もとにする量を求めることができる。

○身の回りの割合に関する問題をつくり,解決しようとする。

B:関係図をもとに考え,まちがっている数を1つきめて正しい文章にかきなおすことができる。

A:かき換える部分を自分で決め,それぞれ正しい文章に書き直すことができる。

 

「練習」することを通して,割合についての理解を深める。

 

 

 

 

帯グラフと円グラフの意味を理解し,それらのグラフをよむことができる。

○帯グラフや円グラフの意味とよみ方が分かる。

B:帯グラフや円グラフをよみ,およその割合が分かる。

A:上記に加えて,円グラフや帯グラフのよさをノートにかいたり発表したりできる。

10

帯グラフと円グラフをかくことができる。

○帯グラフや円グラフをかくことができる。

B:手順に従って帯グラフや円グラフをかくことができる。

A:上記に加えて,前時や既習のグラフをもとに作成上の注意点などをノートに書いたり発表したりできる。

11

割合の和や差を考えて問題を解くことができる。

○2つの量の和や差にあたる大きさを求め,もとにする量をはっきりさせて考えることができる。

B:線分図や関係図で問題を整理し,2つの量の和や差を求めることで,問題を解くことができる。

A:もとにする量を意識して,2つの量をべつべつに求める方法や2つの量の和がもとにする量の何倍かを考えて解く方法など,いろいろに考えて解くことができる。

12

割合の積を考えて,問題の解決ができる。

○割合の積を考えて問題を解くことができる。

B:線分図や関係図で問題を整理し,全体の何倍(割合の積)になるかを考えて,問題を解くことができる。

A:上記に加えて,既習の「0.1倍の0.2倍は0.1×0.20.02倍の関係図」とつないで,全体の何倍(割合の積)になるかの考え方を見つけることができる。

13

棒グラフや円グラフをよんで問題を解決することができる。

 

 

○棒グラフや円グラフのどのグラフのどの情報かを適切に取り出すことができる。

B:棒グラフか円グラフか,またはどちらも必要かということが適切に分かる。

A:どのグラフのどの情報があれば問題を解くことができるか,的確に判断することができる。

○取り出した情報を使って,問題を解決することができる。

B:適切な情報が与えられれば,正しく問題を解決することができる。

A:自分で適切な情報を的確に判断し,正しく問題を解決することができる。

14

目的に応じて適切にグラフを選ぶことができる。

○目的に応じて適切にグラフを選び,その理由を説明することができる。

B:目的に応じて,適切にグラフを選ぶことができる。

A:目的に応じてグラフを選び,その理由を説明することができる。

15

復習

 

 

 
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