単元の評価規準

算数への関心・意欲・態度

数学的な考え方

数量や図形についての技能

数量や図形についての知識・理解

平均を用いることのよさがわかり，平均を活用して問題を処理しようとする。

具体的な場面での平均値の利用の仕方について考える。

平均を計算で求めることができ，歩幅などの測定した値を平均を用いて処理し，それを用いて，長さなどの概測ができる。

平均の意味と計算の仕方について理解する。

時間

ねらい・学習活動

観点

学習活動における具体の評価規準例

１

いくつかの大きさの量をならすことが用いられる場面を考え，平均の意味，平均の計算の仕方について理解する。

知

○平均の意味と計算の仕方が理解できる。

B：平均の意味とその計算の仕方が分かる。

A：平均の求め方を理解し，言葉の式で表すことができる。

２

平均を求め，問題解決に活用することができる。

技

○平均を求め，それを的確に利用できる。

B：項目の度数に０が含まれていても，その項目も個数に入れて平均を計算し，平均を用いておよその量を計算することができる。

A：平均値はひとつの状況を代表するものであることから，項目の度数に０が含まれているときや，平均値が小数になったときにも，同じ計算の仕方でよいということが分かり，問題解決ができる。

３

いくつかの部分の平均を知って，全体の平均を求める問題を解くことができる。

技

○部分の平均から全体の量を知って，平均を求めることができる。

B：部分の平均から部分の合計を求め，そこから全体の合計を知って平均を求めることができる。

A：部分の平均の平均を求める方法では，正しい平均を求められないということを理解し，上記の方法で全体の平均を求めることができる。

４

平均を利用することのよさがわかり，これを用いて歩幅を求め，求めた歩幅を用いて，道のりの概測ができる。

関

○平均を用いることのよさが分かり，測定した値の処理などに進んで平均を利用しようとする。

B：1歩の歩幅を測定するのに，10歩歩いて平均をとることのよさがわかり，平均を利用しようとする。

A：他の生活場面に進んで生かそうとする。

５

自分の歩幅を求め，身近にある道のりを求めることにより，平均の利用及び概測についての理解を深める。

関

○歩幅を使った概測の仕方について関心を持ち，自分の歩幅を求めて概測をしようとする。

B：自分の歩幅に関心を持って概測し，自分の歩幅を使って身の回りの距離を概測しようとする。

A：平均の考えは，歩幅だけではなく，測定値がそのときによって違うものすべてに使えることや，体の他の部分を使っても概測ができると考え，歩幅以外のものの平均を求めようとしたり，歩幅以外のものを使って概測をしようとしたりする。

６

グラフをもとに，平均を求めるための手際のよい方法を考える。

考

○グラフなどを手がかりにして平均を求める手際のよい方法を考えることができる。

B：グラフなどを手がかりにして，手際よく平均を求める方法を１つは考えることができる。

A：仮の平均を定める方法のよさが分かり，それを応用して仮の平均の定め方をいろいろと考えることができる。

７

飛びはなれた記録（値）があるときは，それを含まず平均を求めることを理解する。

知

○項目の中に飛びはなれた値があるとき，それを含まず平均を求めることでより正確な平均が求められることを理解できる。

B：２人の歩幅の平均を出す活動を通して，飛びはなれた値があるとき正確な平均が求められないことを理解する。

A：上記のことに加え，飛びはなれた値があるときは，それを含まず平均を求めたらいいことが分かり，より正確な平均値を出せることを理解する。

８

「練習問題」をすることを通して，平均を求める計算や，平均を使って解決する問題を処理することができる。